【人事必見】絶対にマネジメント職に就けては人の特徴

人間関係

こんにちは。
本日は、マネジメントの観点でお話ししたいと思います。

会社員時代の何人もの上司や、独立以降に出会った様々な取引先のマネジメント層を分析してわかった「こういう人にはどんな小さな組織のマネジメントでも絶対に任せはいけない」という人の特徴を共有します。

マネジメントに就いてはいけない人の特徴起こりうる実害
神経質で反応閾値が低い些事に逐一反応するので周囲のメンバーのフォロー工数が増加する。
完璧主義自分が思う完璧を他人に押し付ける上にディテールにこだわるため、メンバーの1つ1つの作業工数が嵩む。
また、他人から見たらそこまでやる必要がないことでも強制するのでストレスも増加する。
自分で手を動かさない口ばかり動かして丸投げする人間は生産性が無く組織に不要な上に、そういう人間は経験値が積み上がらないから大抵、的外れな指示を出して周囲は余計な工数が増加する。
管理自体が価値ある仕事と捉えている部下をコントロールすることに満足して何も生み出さない給料泥棒。
マイクロマネジメントによってメンバーの仕事の自由や意欲を奪い、成果物の品質を低下させる忌むべき存在。
メンバーは言われたことしかやらなくなってしまう。
愚痴が多い聞いているだけでメンバーの労働意欲が失せる。
ぼやいていても仕事は前には進まない。
新しい技術を吸収できない最も生産性を向上させる技術革新に対応できない人をマネジメント側にすると、いつまでも古いやり方を続けるだけでなく、新しい効率的なやり方に対応できる有能な人材の流出に繋がる。
長時間労働を美徳と捉えているこのタイプは周囲にも長時間労働を求めるため、非生産的な長時間労働や意味のない残業が増えて疲労の蓄積やストレスによるメンバーのパフォーマンス低下や離職に繋がる。
自身のマネジメントを振り返らない自分のマネジメントの良し悪しを振り返らない人は改善がない。
また、劣悪なマネジメントをしている人に限って自覚がなくタチが悪い。

正直、こういう人たちが仕事という観点でストレス社会を作り出している諸悪の根源だと私は考えます。
上記のどれかに当てはまる人はマネジメントポジションには就けないことが組織を生産的に保つ上でもメンバーの精神衛生上でも重要だと思います。
また、もしすべてに当てはまる人がいたら、それはもはや組織クラッシャーなので、即刻解雇するか、どこか僻地に飛ばした方がいいでしょう。

そして、あくまで個人的な意見ですが、上記の中で最も問題なのは「管理自体が価値ある仕事と捉えている」人だと思います。
この手のタイプはメンバーに事細かな報告や自分のやり方を強制しがちで、それによってどれだけ無駄な工数が発生していても、それがどれほどメンバーのストレスになっていたとしても、我関せずでコントロール出来た気になって仕事しているつもりでいます。

マイクロマネジメントの問題点については、「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか (PHPビジネス新書) 」という本でわかりやすく紹介されていますが、その中で次のような一節があります。

日本の多くの組織が「不信」をベースにしたマイクロマネジメントになっている。
相手に対する不信と、自分に対する不信をベースにしたマイクロマネジメントである。

まさに日本企業の良くないところという感じがしますよね。
マネジメントしているリーダーが自分のことを信用していないと感じたら、メンバーもリーダーのことを信じなくなります。
そして、そんな不信感で埋め尽くされた組織でチームワークなど発揮できるわけがありません。

もしかしたら業種によってはマイクロマネジメントが必要なものもあるのかもしれませんが、基本的にはマクロマネジメントでメンバーが主体的に仕事に取り組める環境を用意すべきでしょう。
自論ですが、人間は失敗からしか本当の意味では学べないと考えており、情報や知識としてただ知っていることと実体験を伴って教訓として得たことの間には大きな溝があって、仕事において本当に役立つのは後者だと思います。
マイクロマネジメントはその貴重な機会すら潰してしまうリスクが高いので、絶対に避けるべきだと私は考えます。

一方で、逆にどういうマネジメントがベストなのかと聞かれたら、私は即答で「サーバントリーダシップ型のマネジメント」と答えます。
サーバントリーダーシップとは何かというと、端的に言えば軍隊のように上から命令を強制するスタイルの真逆で、組織のリーダーが献身的にメンバーをサポートするスタイルを指します。

実践するには膨大な対人マネジメント経験が必要になる非常に難しいものではありますが、組織の目標と個人の目標の方向性を合わせ、個人それぞれの目標達成を陰ながらフォローしていくことで組織の目標を達成するというやり方は、誰も不幸にならないベストなマネジメントと言えるでしょう。

日本では教育課程でリーダーシップやマネジメントについて教えていない(そもそも教えられる人が少ない)ため、サーバントリーダーシップを発揮している人は本当にごく僅かしかいないと思いますが、まずはこういった考え方が広まって意識して実践する人が増えて、より働きやすい社会になることを願っています。

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