「転職」を決断した経緯

会社員

こんにちは。
本日は「転職」を決断した経緯についてお話ししていきます。

先日の記事で書きました通り、社会人になってからは大変さはありつつも、うつ病治療も終えて、仕事もやり甲斐を持ってやっていたので基本的には充実していました。

そんな中、私が転職するに至った理由としては次の3点になります。

  1. 管理職になりたがらない先輩社員達
  2. 納得のいかない人事考課
  3. 希望の見えない閉塞感

それでは、1つずつ説明していきたいと思います。

1.管理職になりたがらない先輩社員達

最初に会社に疑問を持ったのは2年目の頃、職場のかなり上の先輩達と飲み会をしているときでした。
多くの先輩達が「管理職になると残業代が出なくなって給料が下がるから、1つ手前で残業代で稼いだ方がいい」と話していたのです。
今はどうなったかわかりませんが、当時は残業が多く、私も21時や22時頃まで働くこともままありました。
そのため、管理職手前の職位の人達はかなりの残業代を稼いでいたわけです。
しかし、このことが若手だった私には非常に引っ掛かりを覚えました。
「管理職になりたくないということは出世したくない、引いては仕事で結果を出したくないということで、だったら何を目標に仕事をしているんだろう?」と思いました。
同時に「こんな後ろ向きな姿勢で働いている先輩ばかりで、この先どうなっていくんだろう」と不安を感じたのを覚えています。

2.納得のいかない人事考課

手前味噌な話ではありますが、当時、しっかり目的を持って仕事をしていたことや大学時代のIT系のバックボーンがあったことで、同期や近い年代の先輩社員よりもバリバリ仕事をこなしていて、上司や先輩社員からは非常に高い評価を得ていました。

ところが、半期に一度の人事考課となるとなかなか昇格できる査定がつかなかったのです。
1年目は仕方がないかと思っていましたが、2年目の下半期の人事考課の際、上司から驚愕の事実を告げられました。
「本当は内容的には昇格できる評価を付けられるんだけど、まだ先輩達が昇格していないから待って」と言われたのです。

愕然としました。
様々な変革があり、今まさに新しいことをやろうしている会社が能力じゃなく年功序列で評価を決めるんだと。
それを知ったとき、上を見ればものすごい数の先輩社員達が狭いイスの取り合いをしているわけで、自分が上に行けるのは一体いつになるんだろうと気が遠くなりました。

また、どうしたら早く出世できるのか上司や先輩社員達に聞いたのですが、そのときの回答は概ね「いい上司や利益の出る案件に携われれば出世するから、運次第」だと言うわけです。
上司も案件も自分では選べないわけで、努力しても報われるわけではないという現実を突きつけられたとき、今までの努力も徒労に感じ、仕事に対するモチベーションが一気に失われていきました。

3.希望の見えない閉塞感

先述の2つの理由から、会社で上を目指して頑張るキャリアビジョンがまったく見えず、モチベーションも低いまま漫然と仕事を続けて、年次が上がったことで昇格はしつつもモヤモヤした日々を送っていました。

どんな会社でも、2~3年もいればこの先どれくらい出世できる見込みがあって、出世度合いごとにどれくらいの仕事と生活水準が待っているか大体わかりますよね。
当時で言えば、「家族とローン支払のために毎日死んだような顔で通勤して、多くも少なくもない給与のためにやりたくもない仕事を何十年も耐え忍ぶ」という感じでした。(今だと物価高、年金問題などの将来不安でさらに辛いはず)
残念ながらモデルケースは社内にいくらでもいたので想像には難くなかったです。
もちろん、そういう人達の努力のおかげで会社は支えられており、家族を養って、社会を支えているわけですから大変なことであり、立派なことだとは思います。
しかし、自分がやりたいかと考えると理想ではなく、むしろそんな人生は嫌だと私個人としては感じました。

上記3つの理由から、「このままこの会社にずっと居続けるのは無理だ」と感じたので、新しい道を模索し始め、まずは環境を変えるのと給与を上げようという想いから転職に至ったわけです。

それでは本日はこの辺りにして、明日は「転職活動と転職後の話」と「個人事業主になるまでの経緯」についてお話しできればと思います。

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