「私がうつ病になった経緯」

うつ病

こんにちは。
本日は私がうつ病になった経緯についてお話しできればと思います。

うつ病になった原因

先日の記事で大学入学後の失敗について書かせて頂きましたが、自己分析するとうつ病になった原因はもう1つあると考えています。

それは、不規則で不健康な生活です。
何を当たり前のことをと思われる方も多いかと思いますが、当時の私は規則正しく健康的な生活をすることの重要性がまったくわかっていませんでした。

具体的にはどんな生活をしていたかと言うと、大学の講義以外の時間はほぼ家に引きこもって頻繁に昼夜逆転するような生活でした。
と言っても遊んでいたわけではなく、大学の必修科目でプログラミングの授業(最初はC言語)が始まってから、その面白さと奥深さにのめり込んで気づいたら深夜や明け方までパソコンの前でプログラミングに没頭していたのです。

日光に当たることもなく、昼も夜もなくパソコンの前に張り付くような生活をしていると、段々と自律神経が乱れていき、寝る直前までパソコン画面を見ているので寝つきも悪く、さらに悪循環になっていくという生活を続けていたために調子を崩していった訳です。

ただ、昼夜逆転生活をしていても、うつ病にまではならない人も多数いると思います。なので、これがすべての原因というより大きな原因の1つだったと考えています。

大学でのコミュニティ形成に失敗し、相談できる人も、雑談できる人すらおらず、集団の中で自分は一人なんだという疎外感を感じる状況と相まって、段々と追い詰められていき、ある時に限界が来てしまったんだと思います。

大学に入った頃は友人なんて必要ないものだと思っていましたが、このときになってようやく、人間は社会的な動物で、社会や人との繋がりを持っていないと生きていけないんだということを身を持って知りました。

症状と通院に至るまで

当時の具体的な症状としては、毎日のように吐き気がして、目眩がするというもので、大学に行くのも苦しい状況でした。
講義室では周囲の視線が気になり、周囲の会話が気になり、いつも自分が嘲笑われているんじゃないかと、その先に攻撃されるんじゃないかとびくびくしていました。
また、日によっては視力が落ちたわけでもないのにピントがぼやけて黒板がよく見えなくなったり、講師が何を言っているのか聞き取れない時もありました。
そんな状態でも「単位を落として、もし留年でもしたらもう立ち直れない」という強い強迫観念から、毎日本当に這いつくばって大学に行っていました。

しかし、そんな無理がいつまでも続くわけもなく「もう限界だ」と直面する症状が夏季休暇に実家に帰省した際に発症しました。
パニック症状です。
医学的に何と呼ぶのかは心療内科の医師に聞かなかったのでわかりませんが、症状としては急激に頭の中を考えられる限りのネガティブな思考で埋め尽くされて身体中の血の気が引き、強い吐き気に見舞われて身動きが取れなくなり、なんとかして意識を失うように眠りにつくまで解決しないというものでした。

これが本当に悪夢のような苦しさで、治療を終えてからは一度も発症していませんが、それでも今だにあの状態に陥ることに対する恐怖心が強く残っています。
ギリギリで踏み堪えられる時もあったのですが、ある一線を超えてしまうともう自分でも制御ができない苦しさは耐えられるものではありませんでした。
正直なところ、死んで楽になりたいということは数え切れないくらいの回数思いました。
毎日のように誰か助けてくれないか、この苦しみから救ってくれないかと切実に願っていました。
しかし、都合よく誰かが助けてくれるなんてことがあるわけもなく、それでも「親より先に死ぬのは親不孝で悪いんじゃないか」という想いと、人生を振り返って苦しいことの方が多過ぎて、元が取れていないように強く感じていたため毎回思い留まっていました。
兎にも角にも本当に限界の限界まで追い詰められて、そこでようやく、親に症状を打ち明けて心療内科を受診することになりました。
そこからは地道に治療しながら、快気に向けていろいろと取り組みましたが、この辺りは明日以降に書かせて頂きます。

副次的な症状

吐き気やパニック症状に付随して、この頃からもう1つ副次的な症状が出るようになりました。
会食恐怖症・外食恐怖症と呼ばれるものです。
簡単に言うと、他人と食事をしたり、外食する際に「(残さず)食べなければいけない」ということがプレッシャーになり、食事を一切受け付けなくなってしまう症状です。

症状が露見したのは、親戚の集まりで外食した際でした。
久々の会食で緊張していたのと、滅多にない集まりということで少し格式が高そうな店だったことで余計に緊張し、喉が詰まる感じがして手を付けられないながらも「空気を壊さないように、心配をかけないように食べないと」と考えるほど状態が悪化して、結局一口も口にすることは出来ませんでした。

食事をするという生物として当たり前の行為が出来なくなるというイレギュラーな症状ですが、原因としては行き過ぎた完食教育によるケースが多いようです。
私も幼少期は厳しい完食教育を受けていて、特に外食時は家と違って残したものを翌日食べるということが許されないため残せないというプレッシャーがあるので外食が好きではありませんでした。
世の中の会食恐怖症の方の声を聞くと、学校の給食や部活の食トレが原因になっているケースもあると伺いました。
今にして思うと、苦しくて美味しいとも思えない状態で無理やり食べさせる必要性がないですし、結果的にトラウマのような形で自律神経が弱った時に副次的な病として症状が出て、食事が出来なくなってしまったのではまったくの逆効果ですよね。
こういう教育も科学的根拠のない古き悪しき習慣だなとつくづく思います。

ちなみに大学当時は、そもそも交友が無いので当然ながら会食もなかったので気づかなかったのと、弁当ばかりで外食はしていなかったので外食時にも緊張で食べられなくなっていたことを知りませんでした。
この症状も快気に向けて治療していく中でたびたび苦労する要因となりました。
正直なところ、今でも会食は1人前の食べる量(料理)が決まっていない状況でないと食べられないですし、外食は1人でもストレスなどで自律神経が乱れているときや、初めての店で緊張感があると食べるのが苦しかったりします。

このあたりの苦労した話も明日以降に合わせて書こうと思います。
それでは今日はこれで失礼します。

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