「大学入学後の3つの失敗」

うつ病

こんにちは。
本日は私が大学時代にうつ病になった原因の1つである大学入学後の失敗についてお話できればと思います。

私は大学進学にあたり、地元から離れて知り合いも誰もいない他県の大学に進学しました。
そこで初めての一人暮らしと大学生活が始まり、新しいこととわからないことだらけの目まぐるしい日々の中で、自分でも知らず知らずのうちに神経を消耗していったのだと思います。

一人暮らしそのものは、見知らぬ土地と慣れない部屋で暮らす緊張感もありつつも、実家の束縛から解放された自由という心地よさもありました。
洗濯や掃除、料理など家事全般を自分でやるのも新鮮で、最初の1年くらいはレシピを調べながら様々な料理を作ったりして、初めての一人暮らしとしては充実したものだったと思います。

一方で、大学生活はうまく行きませんでした。
私自身、論理型(16PersonalitiesのISTJ型)のスロースターターで、新しい環境ではロジカルに処理するために必要な”ある程度の情報”が集まるまで中々パフォーマンスが上がらないため、よくわからないうちにあれよあれよと大学での時が経ち、コミュニティ形成が出来ずに孤立していきました。

当時を振り返って、コミュニティ形成に失敗した原因は下記3点だったと思います。
・大学に行く目的が不明瞭だった
・引っ込み思案で同じ学科内での友人作りに踏み出さなかった
・大学のシステムに関する理解不足

これから大学に行く人が読んでいるかはわかりませんが、もしそういう方がいたら一例として参考になるかと思いますので、1つずつ噛み砕いてお話します。

■大学に行く理由が不明瞭だった

私は中学に入学すると同時に(かなり嫌々でしたが)学習塾に放り込まれ、勉強だけはコツコツやっていたので高校は進学校に入学できました。
そして、大学というものがどういうところで何のために行くのかもわからないまま、周りの同級生がみんな大学受験するからそういうものかと、少しでもいい大学に入っておけば就職とか先々きっと有利なんだろうと、何のために大学に行くのか自分でよく考えることもせず目先の勉強だけを取り組んで大学に合格しました。

その結果、流されて行き着いたところで具体的にやりたいことがあるわけでもなく、前もって大学のことも調べてもいなかったため、入学後も漠然と授業だけ受けて時間が過ぎてしまいました。

■引っ込み思案で同じ学科内での友人作りに踏み出さなかった

2点目は、早い段階で同じ学科内での友人作りに失敗したことです。
当時の価値観として、友人が必要なものと思っていなかったというのも要因としてはあるのですが、一番の原因は引っ込み思案で新しい人間関係に臆病だったことだと思います。

私は物心ついた頃から人の目や態度を気にしてびくびくおどおどしていました。(このあたりは人間関係マトリクスの話を紐解いていくと原因がわかるのですが、それはまた別の機会に書きます)
人間というのは残酷なもので、びくびくしていると攻撃されるんですよね。
誰も彼もが攻撃してくるということはありませんでしたが、理不尽な暴力で奪ってくる人間がいるという現実に直面することでさらに臆病になっていきました。

そんな経緯もあり、基本的に人間嫌い&人に怯えていたので、大学で新しい友人を作ることが出来ず、寄る辺もなく大勢の中の孤独というものを味わうことになりました。

■大学の仕組みを理解していなかった

3点目は、大学という場所の仕組みを理解していなかったことです。
前述の通り、大学に行く目的が不明瞭だったので事前に大学のことを調べていなかったため、入学して何をすればいいのか、どこで友人を作るのかなど何もわからないまま最低限必要とされる単位の取得だけに注力して時間が過ぎてしまったため、気づいたらサークルに入る機会も逸していました。
(そもそもサークルに入るという概念すらありませんでした)

高校生までは自動的にクラスが割り振られ、カリキュラムが決められ、時間が決められ、あらゆることが決められてレールの上を進んで行きますが、それは大学受験までの間です。
大学では「卒業に必要な単位を取ること」以外はルールは無いに等しく、(必修科目以外に)どの授業を取るか、どんなサークルに入るか、どんな風に時間を使うか、すべてが自由なのでレールはありません。
なので、主体的に情報収集して動かなければ、瞬く間に時間だけが過ぎ去ってしまいます。


以上が、私の大学入学後の失敗です。
少し長くなってしまいましたが、このことがうつ病になった大きな要因の1つなので書かせていただきました。
明日は、実際にうつ病になった経緯について書ければと思います。

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